京都の紅葉 宝泉院のライトアップは?見頃の時期は?

中でも、宝泉院での紅葉ライトアップは、
まさに古都の秋を感じさせる名所です。
見頃の時期には、
とても風情を感じられる宝泉院。
京都大原三千院~という歌があるように、
京都で大原と言えば、
三千院を思い浮かべますよね。
その大原の三千院そばにあるのが
お勧めする宝泉院です。
宝泉院がある大原はまさに山里で、
周辺を歩くだけでも紅葉が素晴らしい場所ですが、
特にライトアップされた宝泉院は必見です。
今回は、そんな宝泉院のライトアップ情報や、
見頃の時期について見ていきましょう。
宝泉院の紅葉
宝泉院がある大原はまさに山里で、周辺を歩くだけでも紅葉が素晴らしい場所ですが、
特にライトアップされた宝泉院の紅葉は必見です。
宝泉院は、まるで額縁に切り取られた絵のように、
美しい庭園をのぞける「額縁庭園」が有名なお寺です。

勝林院塔頭である広く見渡せる庭園には、
竹林があり、またモミジがあり、
樹齢500年を超える天然記念物の五葉松があります。
苔むした緑と紅葉の対比や、大木のそばの灯篭など、
それぞれにひきつけられる庭園になっています。
宝泉院の紅葉の見頃の時期と見どころ
宝泉院の紅葉の見頃は、11月上旬から。例年、割と早めの色づきとなりますが、
ライトアップ期間は11月中旬からになります。
額縁庭園と呼ばれる盤桓園と、
格子越しに楽しむ鶴亀庭園があります。
盤桓園の盤桓(ばんかん)とは、
立ち去りがたいという意味だそうです。
盤桓園には、
竹林の間よりのぞく自然豊かな山里の大原を堪能できます。
それぞれに趣がある庭園の紅葉が色づき、
さらにはライトアップされるとまさに幻想のような世界です。

庭園そのものは小さいもので、
宝泉院の紅葉は散策ではなく室内から静かに楽しむものになります。
ライトアップされた宝泉院の額縁庭園を観たり、
部屋の中から格子越しに楽しむ鶴亀庭園の
ライトアップされた様子は、一見の価値ありです。
気持ちも静かに、夜の大原、ライトアップされた紅葉の宝泉院を、
五感をフルに使って楽しんで欲しいと思います。
宝泉院のライトアップ期間などは、現在のところ未定ですが、
2012年は、11/3(土)~12/2(日)まで、
17:45(開門)~21:00(閉門)でした。
拝観料は800円となっています。
宝泉院といえば「血天井」
宝泉院の「血天井」をご存知でしょうか?京都と言えば、
長きにわたり日本の歴史を作ってきた場所でした。
そんな生々しい戦いの歴史を、
時代を超えて見ることができる一つが「血天井」です。
宝泉院の天井板には、かつて伏見城で、
縁側の板として使われていたものを、
供養のために祭られています。

関ヶ原の戦いの直前に、留守居として伏見城を守っていた、
徳川家の家臣の鳥居元忠らが、石田三成に急襲されました。
その落城の際に、鳥居元忠ら380名以上が
自刃されたと言われています。
その遺骸は、関ヶ原の戦いが終わるまで、
約2か月も放置されたため、自刃をした縁側の板には、
血のシミがしみこんでしまったとされています。
しみこんでしまったその血は、
鎧の形や顔の跡などを今でも残しています。
床板としてそのまま使っていては、
足で踏んでしまうため供養にならないとして、
現在では天井にして供養されています。
血天井は宝泉院だけでなく、京都市内に他4か所あります。
これほどリアルな歴史的財産を見る機会は少ないと思いますので、
宝泉院に行くなら、血天井も一見の価値ありでしょう。
<アクセス>
JR京都駅から京都バス17番・18番「大原」下車。徒歩10分。
地下鉄国際会館駅から京都バス19番「大原」下車。徒歩10分。
大きな地図で見る
京都駅からバスでの移動は、1時間以上かかります。
混み合う場合、
立ったままのバス移動になります。
バスが苦手な方は、
タクシーや、地下鉄利用後のバス乗り換えなどを
利用すると、アクセスもスムーズですよ。