京都の紅葉 嵐山のライトアップは?見頃の時期は?

紅葉の見頃の時期に京都に来て、
ライトアップされた嵐山を観ないなんて
もったいない!
嵐山といえば、季節を問わず、
多くの観光客が集まる京都の名所。
国の史跡名勝であり、春は桜、
秋は紅葉の名所として、
全国的に有名な京都の観光地です。
渡月橋が特に有名ですが、
今回嵐山で唯一のライトアップが行われる、
宝厳院の紅葉のライトアップ情報や見頃の時期をご紹介します。
嵐山 宝厳院の紅葉
嵐山は、嵯峨嵐山駅を下車しただけでも、美しい紅葉が楽しめます。
渡月橋の方へ向かいたくなりますが、
嵐山周辺にある紅葉スポットの中でも、
お勧めなのが宝厳院(ほうごんいん)です。
宝厳院の庭園は、江戸時代の京都の名所案内記とされる、
「都林泉名勝図会」にも掲載された、名園中の名園です。
嵐山の景観を取り入れた回遊式山水庭園は、
宝厳院の中だけで、1年を通して楽しめる美しいものとなっています。

特に紅葉の時期は特別です。
美しい苔に覆われた庭園に茂る、
赤や黄色の紅葉とのコントラストは、
一生に一度は見ておきたい日本の美といえましょう。
嵐山 宝厳院の紅葉の見頃の時期と見どころ
嵐山は山深く、広い範囲で紅葉が楽しめます。
宝厳院を含め、
嵐山の紅葉の見頃の時期は11月下旬から。
山の色づきと比較すると、
宝厳院などの低地の紅葉は山よりも早く落ち始めます。
宝厳院では、美しい庭園と、
紅葉のコントラストを楽しみたいところ。
日中は苔の緑と、モミジなどの赤の対比が
美しいものですが、夜間のライトアップはまた違います。
宝厳院周辺は山深いため、
夜になると周辺も真っ暗になります。
その漆黒の夜の時間帯に浮かび上がる、美しい紅葉は、
まるで絵画に描かれた、違う世界のようです。
回遊式山水庭園は別名「獅子吼の庭」とも呼ばれ、
まるで獅子が吼えているようにも見える「獅子岩」があります。

ライトアップの見どころも、まさにこの獅子岩周辺。
獅子岩に光が当たり、周囲の紅葉が
背景を作り出す世界は、息をのむような美しさです。
宝厳院の秋の夜間特別拝観は、
11/16(土)~12/8(日)まで。
午後5時30分~午後8時30分閉門
(受付終了 午後8時15分)となります。
拝観料は大人600円。
同時に公開される本堂襖絵を見るなら、
別途参拝料大人500円が必要になります。
宝厳院のライトアップをスムーズに見るために
宝厳院のライトアップ時間は午後5時30分からですが、かなりの名所のため、チケット購入のために、
5時前から長蛇の列が出来上がります。
当日のチケット販売で購入するのであれば、
並ぶ時間も考慮して早めに行く必要があります。
とはいえ、かなり肌寒い中に
ずっと立っているのはかなり辛いですよね。
そこでおすすめなのが、嵐電(京福電気鉄道㈱)が
駅で販売している、「宝厳院夜間拝観セット券」です。
駅で前もって購入できるうえに、嵐電乗車券(1枚)と、
宝厳院夜間拝観券、嵐山駅の「足湯」券がセットになって、
なんと700 円(大人のみ)とお得なんです。
通常の拝観だけでも600円のところを、
嵐電乗車券(1 枚200円)と、
足湯利用券(タオル付150円)も付いているんですよ。
並ぶ必要がないため、
スムーズに拝観できるだけでなく足湯もつかって、
京都の秋を満喫できます。
四条大宮、帷子ノ辻、嵐山、北野白梅町の、
各駅窓口での販売となりますので、ぜひ利用したいですね。
ただし、京都駅からは一度四条で乗り換えて、
嵐電に乗る必要があります。
JR京都駅からスムーズなのは、
バスでの移動か、JR嵯峨野線に乗ることです。
JRでは、このようなお得な券の販売はありませんので、
ご注意ください。
嵐山へはバスでの移動より、
嵐電での移動が一番スムーズです。
嵐山での紅葉狩りや移動も含め、
お得でスムーズに楽しめるといいですね。
<アクセス>
京福電鉄「嵐山駅」から徒歩4分
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から南西へ徒歩11分
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