京都 紅葉のライトアップは永観堂で決まり!

ライトアップされる名所は沢山ありますが、
永観堂もお勧めスポットの一つです。
京都では紅葉の季節に限らず、
名所のお寺では季節ごとに
ライトアップが行われています。
夜間特別拝観として、
日中とは違う姿を見せる観光スポットの一つですが、
実は、その先駆けとしてはじめられたのが、
永観堂禅林寺での紅葉ライトアップなんです。
京都でも、紅葉の名所として有名な、
永観堂禅林寺での紅葉の見頃の時期や、
ライトアップ情報についてご紹介します。
永観堂の紅葉の概要
永観堂禅林寺は言わずと知れた紅葉の名所。京都市内でも先駆けて、
1994年から紅葉ライトアップが始まりました。

境内の庭園は約3000本の色づく木々が植えられており、
イロハモミジやヤマモミジなど種類も豊富です。
そのため、それぞれが色なす素晴らしい景観を楽しめます。
その彩り豊かな紅葉がライトアップされると、
息をのむような美しさになります。
永観堂の紅葉の見頃の時期と見どころ
永観堂の紅葉の見頃は、11月中旬~11月下旬頃。
年によっては12月頃まで色づいていますが、
こちらは少し早目の紅葉スポットです。
ライトアップのスポットは限られていて、
阿弥陀堂、画仙堂と庭園のみの拝観となります。
永観堂の紅葉の見どころは、
なんといっても阿弥陀堂へと続く石段の紅葉のトンネル。
ライトアップされる真っ赤なモミジのトンネルは圧巻です。

また、多宝塔周辺の景観スポットのライトアップも見事です。
画仙堂付近から見る紅葉と多宝塔の対比は美しく、
また放生池からの多宝塔の景色など…
見逃せない撮影スポットでもあります。
遠く東山の緑とコントラストを生んで、
紅葉だけでなく、庭園も見事な永観堂。
紅葉の名所だけあって、3000本の紅葉に囲まれて、
庭園から境内へ、どこへ行っても楽しめる紅葉スポットです。

永観堂ライトアップ期間は、
11月8日(金)~ 12月5日(木)まで。
昼夜入れ替え制で、
17時30分 ~ 20時30分(閉門 21時00分)となっています。
拝観料は600円。
17時30分からと、早めのライトアップ開始になりますが、
20時を過ぎると受付も境内も人が少なくなってきます。
遅めの拝観はスムーズに入れます。
ただし、中は割と広いので、
余裕をもっていくことをお勧めします。
紅葉だけではない、京都名所の永観堂
永観堂は、「もみじの永観堂」と呼ばれて親しまれるほどの紅葉の名所ですが、他にもたくさん見どころがあります。
とくに有名なのが、ご本尊となる「みかえり阿弥陀」です。
木造の阿弥陀如来立像で、
国の重要文化財にも指定されています。
厨子の右側が開けられているので、
振り向いた姿を拝顔することもできます。
混み合うと、避けてしまいがちな拝顔も、
京都名所の一つとして一度は見ておきたいものです。
永観堂周辺も京都らしいスポットは多く、
哲学の道を歩きながらの移動もお勧めです。
哲学の道は、銀閣寺からはじまる約2kmの道です。
琵琶湖疎水沿いのこの道でも、
歩きながら紅葉を楽しめる散策路になっています。
大正時代、京都大学の哲学者・西田幾多郎が歩み、
思索していたといわれる哲学の道。
日頃のせわしない日々から解放されるような、
気持ちの良い時間を過ごせることは間違いありません。
<アクセス>
JR京都駅から市バス5系統で「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分。
JR京都駅から市バス100系統で「東天王町」下車、徒歩8分。
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出発地点にもよりますが、
京都駅からなら市バスの利用が一番便利です。
ただし、観光の時期はバスもかなり込み合います。
特に紅葉の時期の5系統は長蛇の列のことも…。
並ぶ時間も予定に入れておきましょう。