ハンセン病 差別の歴史とは?


 

038710ハンセン病という病名を聞いたことが
あるでしょうか?

手塚治虫の作品「ブラックジャック」内でも、
ハンセン病に冒され顔が崩れてしまった女性を
整形するという話が出てきます。

ハンセン病にかかった人は、
長い歴史の中で差別されてきました。

今回は、そんなハンセン病について、
差別の歴史を踏まえて考えてみたいと思います。


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ハンセン病 差別の歴史

信じられないことですが、
ハンセン病にはこれまでに差別の歴史があります。

というのも、ハンセン病はその症状そのものが
「見て」わかってしまう病気の一つだからです。

糖尿病や高血圧のように見えない症状の恐怖もありますが、
自分自身の顔などが崩れてしまう恐怖というのも、
ハンセン病にかかった人にしかわからないものでしょう…。

 

ハンセン病にかかった人たちは周囲からの差別に苦しんできました。

他の人とは明らかに違ってしまう顔の崩れや皮膚の状態に、
周囲の人は恐怖の思いとともに、「差別」や「偏見」、「隔離」を行うことで、
距離を置いてしまったのです。

ハンセン病は確かに感染する病気です…

ただし、ハンセン病の伝染力は非常に低く、
適切な治療を受けていれば、皮膚への重度な病変は大きく出ることはないとされ、
現在の日本では、新規患者数は年間0から1人と大変稀な病気となりました。

以前は、らい病とも呼ばれていましたが「らい」は偏見や差別を生むものとして
「ハンセン病」と呼ばれるようになりました。


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ハンセン病とは?

ハンセン病は、抗酸菌の一種である「らい菌」が
皮膚のマクロファージ内や末梢神経細胞内に寄生し、
それによって引き起こされる感染症です。

このらい菌が鼻や気道を通して感染する経路が主流です。

しかし現在では治療法が確立しており、
重篤な後遺症を残すことも自らが感染源になることもないとされています。

 

ハンセン病の症状は、主に末梢神経障害と皮膚症状に出ます。

特に皮膚症状は個人によって多彩なものとなります。

皮疹は痒みが無く、痛みなどの感覚が低下することがあるため、
知らないうちに怪我やヤケドを負っていることもあるそうです。

運動の障害が伴った場合、
手足の麻痺や変形などの後遺症が出ることもあるそうですが、
早期診断・早期治療を適切に行えば、このような重い合併症状が出ることは
ほとんどないとされています。

 

ハンセン病患者の隔離は「違憲」

ハンセン病は伝染のおそれがあるとして隔離され、
これまで長い間差別されてきました。

しかし、その隔離という予防法は違憲であるとして、
1998年に熊本地方裁判所に提訴され、
2001年に原告全面勝利の判決が下されました。

 

ハンセン病の伝染力は低く、治療法も確立されています。
隔離の必要性はなくなっているのです。

しかし、人の心の差別の歴史はまだまだ終わっていません。

法律的に違憲であっても、隔離され差別され続けてきた
ハンセン病の人たちの苦しみは今もまだ続いているのです。

ぜひ一度ハンセン病の人の気持ちになって、考えてみるべきでしょう。

 

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