人間失格の簡潔なあらすじと読書感想文の書き方





太宰治の『人間失格』という小説を知っていますか?
読書感想文に使われることも多く、知名度も高い人気の作品です。

 

『人間失格』の簡潔なあらすじですが、
基本的には大庭葉蔵という人物の一人称視点(自分視点)で物語が進んでいきます。

物語は、大まかには第一の手記、第二の手記、第三の手記という項目に分かれています。


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●第一の手記

大庭は作り笑いが不気味な少年。
人とは違う感性を持っていることから、他人との繋がりが信じられず、人間に恐怖を感じている。
もちろん人と会話などできるわけがない。

恐怖から逃れるために大庭が選んだ方法は、「道化」になること。

仮面をかぶって本当の自分を偽り、おどけたキャラクターを演じることで、
「道化」として振舞っていく。

 

●第二の手記

中学に入った頃、その「道化」としての芝居を見抜いた竹一という同級生と出会う。
その後は竹一と親交を深めつつ、秘密がばれるのを阻止しようとする日々を過ごす。

その後、東京の旧制高校に進学。
しかし学校にはほとんど通わず、堀木という悪友の影響を受けて、
左翼運動に参加するようになっていく。

そんな行動に走った根底にあるのは、人間への恐怖であった。

だが大庭には、参加している左翼の思想も理解することは出来なかった…

 

急激に変わる環境につれて、様々なしがらみから逃れたくなった大庭は、
自分に好意を寄せていた銀座に勤めるツネ子と鎌倉の海に飛び込んでしまう。

しかし自分だけが生き残ってしまい、自殺幇助罪という罪に問われるものの、
父親と取引のある男が身元引受人となり釈放される。

しかし精神は混乱の一途を辿っていた。

 

●第三の手記

その後大庭は、父の知人ヒラメの世話になり、ヨシ子と出会い結婚することになる。

結婚により、だんだんと人間らしくなっていく自分を感じられ、幸せな日々を過ごしていたが、
ある日、ヨシ子が出入りの商人に犯されるところを目撃してしまう。

 

あまりの絶望に、大庭はアルコールを浴びるように飲むようになり、
ある日たまたま見つけた睡眠薬で発作的に自殺未遂を起こす。

なんとか助かった大庭だが、その後は身体が徐々に衰弱。
ある雪の日の晩、ついに吐血してしまう。

ところが薬を求めて入った薬屋でモルヒネを処方され、体調は劇的に回復。
それに味を占めた大庭は、モルヒネ何度も使ううちにモルヒネ中毒にかかってしまう。

 

その後、家族の連絡を受けたらしいヒラメと堀木に病院に行こうと言われ、
脳病院へ入院することになった。

そして大庭は、「人間失格」の烙印を押されることとなる…

 

『人間失格』のあらすじとしてはこのような感じですが、
要約すると「悲惨で救いようのないある男の人生」が描かれています。

主人公の大庭がどのように考え、行動したかが『人間失格』の醍醐味なので、
実際は読んでみないと分からない部分が大きいかと思います。

 

読書感想文などを書くのであれば、大庭の考えや行動について、

・自分ならどのように考え、行動するか
・なぜそのように思うのか
・今の自分に当てはめて考えるとどうか

などといったことを考え、書いてみましょう。自然と良い読書感想文になると思いますよ。

『人間失格』を読みながら、じっくり考えてみると良いと思います。

 


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